飲食店の経営を間近で学びたい

高校卒業後、郵便局で4年間勤めていたのですが、将来を考えたとき私自身がお酒が好きなこともあり『自分のバーを出したい』という目標ができました。そのため、お金を貯めつつお酒の知識をつけたいと思い、いくつかの選択肢の中からホストクラブで接客業に挑戦しました。
最初は、接客業の経験が全くなく戸惑いましたが、お客様との出会いや会話を通して、人とのコミュニケーションの大切さを学びました。
ホストの経験を通して、お客様の好みを理解し、それに合わせた接客をすることの大切さを学びました。
この経験は、将来自分の飲食店を開く際に、お客様に満足のいくサービスを提供するために活かしたいと考えています。その後、飲食店の経験を積むために、いくつかのバーへ応募しました。
その中で烏森バーの面接の際、担当者の方からお店のコンセプトやお客様との接し方などについて詳しく説明していただき、このお店なら成長できると思い、入社を決意しました。オープニングスタッフとして、お客様とのコミュニケーションを円滑に進めたり、新しいドリンクメニューを考案するなど、積極的に貢献したことが評価され、社員としてお声がけいただきました。烏森バーではお酒の知識だけでなく、チームワークの大切さやお客様との信頼関係を築くことの重要性を学びました。
本音で話せる信頼関係

郵便局では年上の先輩方と働いていましたが、ホストでは同世代の仲間と切磋琢磨する中で、自分自身の成長を実感しました。
特にお客様を獲得するためには、どのように行動し、どのように売上を立てるかなどを考え、自分の行動次第で結果が決まる環境で働く中で、強い主体性と責任感を持つようになりました。例えば、お客様の誕生日にサプライズプレゼントを用意したり、お客様の趣味の話で盛り上がったりすることで、お客様との信頼関係を築くことができ、結果的に高い売上を達成できました。
烏森バーに入ってからは、マネジメント力も必要になりました。キャストの女の子たちに、お客様とのコミュニケーションの取り方や、接客のポイントなどをアドバイスする機会が増えました。
例えば、あるキャストの女の子に、お客様との会話で相手の表情や言葉に注意を払うようにアドバイスしたところ、お客様との距離が縮まり、より深い関係を築けるようになったという声を聞きました。自分が一人で結果を出した時よりも、自分の働きかけによって相手が喜びを感じてくれた時や成果を出した時の方が比べ物にならないほど嬉しかったですね。キャストの成長を間近で見ることができ、この仕事に大きなやりがいを感じました。
ホストをしていた頃は、お客様が売り上げに大きく貢献してくれた時に、『ありがとう。とても嬉しいけど無理はしないでね。』と声をかけてしまうことがありました。その言葉の裏には、お客様を気遣う気持ちがあったのですが、結果的に、お客様との距離感が縮まらないことに繋がってしまいました。
その経験を踏まえて烏森バーでは、スタッフと意見を伝える際に言葉を選びつつも本音で話すようにしたところ、同じ熱量でお互いに本音を伝えられ、信頼関係を構築することができるようになりました。スタッフと本音で話すことで相手も本音で考えを伝えてくれたり、自分の考えをしっかりと汲み取ってくれることが多くなり、良い関係性を築けるようになったことは大きな気づきでした。
スタッフと意見交換をする中で、相手への共感と具体的なアドバイスを両立させることの大切さを学びました。例えば、あるスタッフが仕事で悩んでいる様子を見て、その原因を一緒に探り、解決策を見つけるサポートをしました。その結果、そのスタッフは仕事に対する意欲を取り戻し、お客様からも好評を得るようになりました。人々の成長に貢献できる喜びをこの仕事を通して実感しています。
新規オープンの大変さと2号店ならでは苦悩

烏森バー日比谷口店が2023年6月に新規オープンする事が決まり、その立ち上げメンバーに加えていただけることになりました。
飲食店開業を将来の目標としていた私にとって、新店舗の立ち上げは貴重な経験となりました。新しいスタッフの採用では通常の3〜4倍の面接を実施し、お酒や備品の仕入れや看板用動画作成など、準備は多岐にわたりました。田中エリアマネージャーをはじめ、多くの方々にサポートいただき、スムーズにオープンを迎えることができました。
プラザグループ各店舗へのポップ掲示や、元スタッフによる顧客紹介、本店のお客様の来店など、オープン当初は様々な要因が重なり、非常に忙しく営業することができました。しかし、その状況は長くは続きませんでした。
新橋は場所によって全く異なる特色があります。本店が賑やかな飲み屋街の中心にあるのに対し、日比谷口店は会社帰りの人が多く、落ち着いた通りに位置しています。
当初、日比谷口店は看板を設置しても通り過ぎる人がほとんどで、なかなかお店の存在を知ってもらうことが難しいという課題に直面しました。そこで、スタッフ全員で交代制でティッシュ配りを行ったり、目立つ旗を設置するなど様々なプロモーション施策を展開して、集客に力を入れてきました。
これらの取り組みの結果、1年かけて少しずつですが、新橋で『烏森バー日比谷口店』の名前が知られるようになってきたと感じています。銀座からも近く、落ち着いた雰囲気を求める大人の顧客層を中心に多数のお客様から支持していただけるようになりました。
今後は、TikTokやInstagramなどのSNSに力を入れ、より多くの方に私たちの店を知ってもらうための発信を強化していく予定です。ティッシュ配りも継続しつつ、新たな試みにも挑戦し、さらなる認知度向上を目指します。
お店の目標と個人の目標

飲食店開業を目標に、日々の業務に積極的に取り組んでいます。特に、営業利益の計算や店舗運営など、将来に活かせる経験を積みたいと考えています。烏森バー本店では、後輩指導の経験がなかったため、ウェイターの指導には苦労しています。指導が上手な上司の指導方法を参考にしながら、自分なりのスタイルを模索中です。
キャストとウェイターでは、必要なスキルが異なるため、より丁寧な指導が必要だと感じています。店舗のポテンシャルを最大限に引き出すため、スタッフ全員で目標意識を共有したいと考えています。昨年に比べ、スタッフのスキルアップは進みましたが、現状に満足せずにさらなる成長を目指して、チーム一丸となって目標を達成したいと考えています。
お客様に快適な空間を提供しながら、18席のキャパシティを最大限に活かし、売上向上を目指したいです。そのため、スタッフの増員・育成と同時に、お店の認知度向上にも力を入れていく必要があります。SNSを活用した情報発信など集客力強化のための施策に積極的に取り組んでいきます。
店舗拡大に向けて

日比谷口店の経営を安定して軌道に乗せることが今の最優先課題です。そのため、リーダーシップを発揮してスタッフを牽引していきたいです。将来的には、自分の飲食店開業という目標の実現に向けて、今難しいと感じているウェイターの指導にもしっかりと向き合って指導のレベルを上げていきたいと思っています。
お酒に興味がある方は、仕事を通して専門知識を深めることができます。また、お客様との会話を通じて、様々な価値観に触れることができるため、人間関係を広げたい方にも烏森バーやプラザグループの店舗で働くのがおすすめです。
プラザは、個人の成長を重視し、スピード感のあるキャリアアップが可能な会社です。自分の能力を最大限に発揮したいと考えている方にとっては、魅力的な環境だと思います。