キャバクラにいい印象がない状態からのスタート
「え・・・思っていたのと全然違う・・・。プラザグループ（以下プラザ）の接客ってホテルみたいに丁寧でこんなにもレベルが高いのか。」
初めてシュシュ上野店でバイトした時はいい驚きでいっぱいでした。
キャバクラは地元の宮城県で一度だけ職場の上司に連れて行っていただいたことがありました。その時はグラスなどをボンッと音を立てて置くような雑な対応で、キャストの接客もあまりよくなく、キャバクラって世間が言うほど楽しいところではないんだなあとがっかりした記憶があります。
業界にいい印象がなかったのですが、プラザでホテルのようなレベルの高い丁寧な接客を目の当たりにして、お店によって接客のレベルが全く違うのだなと感動したのと同時に自分の接客のスキルが全然足りないと焦ったのを今でも覚えています。
場所や時給などの条件が良かったのでアルバイトで入社しましたが、驚きとたくさんの感動があったことから今では副主任となり、お店を良くしていくために本気で店舗の運営に携わっております。
Wワーク中に見つけた、黒服という仕事
プラザに入社する前は、地元の宮城県でたこ焼きをメインで提供する居酒屋で働いていましたが、新型コロナウイルスが流行り始め、社員のボーナスが全部カットとなり、働くのが難しくなり辞めました。
その後、仙台から上京した友達数人と横浜でSNSの企画と運営を始め収益化ができそうとなりましたが、そのタイミングで、友達のスケジュールが仕事の関係上合わなくなり、SNSの運用は中止となります。SNSで収益化していくことを目標に頑張っていたので、目標を失いました。
具体的にやりたいことが決まっていなかったので、仕事や趣味などいろんなことを経験してみて、その中でやりたいことが見つかればいいなと思ってました。エージェントの紹介で東京にある病院で看護師をサポートする仕事に就いたこともあります。
当時は友達と同居生活をしていたので、早くお金を貯めて一人暮らしをしたかったです。病院の勤務後の時間帯からWワークできる仕事を探して、アルバイトで入ったのがシュシュ上野店です。2つかけもちしていたのが3ヶ月くらいです。この人のようになりたいという目標ができたことから、病院とのWワークをやめて、プラザで正社員になったのが私の経歴です。
バイトだけでは物足りない、黒服の魅力
面接した店舗がシュシュ上野店だったのですが、店内が暗く大人な雰囲気があったので少し緊張したのを覚えています。面接の担当は野口シニアM(※シニアマネージャー。以下シニアM)で、スーツがよく似合っていて、とてもかっこいいなって思いました。
面接中は少し緊張していたのですが、野口シニアMが緊張をほぐしてくださりました。少しお話した後に、「佐々木くんはとても愛想がいいから採用にしたい」と言っていただけたので安心したのと採用を即決してくださったのが嬉しかったです。
仕事は、アイス・お水の交換やドリンクの提供などお客様との会話の機会が少ないホールの業務から始まります。慣れてきた頃には、お客様のご案内やお会計などお客様と会話があるメンバー業務をやらせていただきました。
当時は早くメンバー業務をやりたかったのですが、社員になった今振り返るとホール業務をじっくりと丁寧に教えていただけて本当に良かったなと思います。あの時、うろ覚えの状態で自分のやり方で進めるのではなく、時間をかけてしっかりと教えていただいたおかげで、後輩が入ってきた際に自信を持って教えることができています。
未経験で始めることに不安がありましたが、わからないことを都度聞いて確認することができるので、安心感がありました。先輩に質問しやすい雰囲気なのもプラザで安心して働ける部分だと思います。
未経験OKといえども、挨拶・きちんとした言葉遣いで話す・上司への報告を怠らない・遅刻しないなど最低限の社会性は必要なので、ある程度の社会性が身についていないと入ってから苦戦すると思います。
面接を担当してくださった野口シニアMと一緒に働いてみて、人をまとめる力がとても長けているところや部下を大事にするところ、指示を的確にわかりやすく出せるところなど自分にないところがたくさんあり、この人からもっといろんなことを学んで、吸収したいと強く思うようになりました。そのために、バイトから正社員となりたいと考えるようになりました。
正社員になりやりがいが倍増
バイトから正社員になるまでには、早く野口シニアMのように何でも仕事ができるようになりたいという前向きな気持ちと、失敗した際に、この仕事は向いていないかもしれないと悩み、辞めようかなと葛藤した時期もありました。
ただ、進んで何かをやってみたいと積極的になれたので、辞めるのではなくて、逆に一度、正社員になって、頑張れるところまで挑戦してみようと決意しました。やってみてだめだったらその時にまたその先のことを考えればいいかなと思います。他の社員の方にも相談しましたが、福利厚生もしっかりとしていてクリーンな環境や評価制度も明確なので働きやすそうだと思いました。自分と同じ年のマネージャーがいたのも大きな決め手です。
正社員になってから最初の期間は、正直アルバイトとあまり差を感じませんでしたが、キャストさんのマネジメントをやるようになってから、その差が明確になりました。黒服とキャストさんの信頼関係があるかどうかで店舗の雰囲気や売上が変わります。
マネジメントについてわからないことが多かったですが、先輩方にいつでも相談できる環境なので、相談しながら少しずつ学んでいきました。
副主任になってからは任せていただける業務も多くなり、お店の運営に大きく関わるところに携わっています。
具体的には、シフト管理、キャバクラのサイトの更新、公式ラインの更新、ボトル管理、キャストさんやウェイターさんのマネジメントや新人の方の教育、新メニューの開発、店舗のイベントの企画や運営など幅広く任せていただいています。
人に教える機会は特に増えて、新人のウェイターさんやキャストさんに仕事を教えることが多いです。自分が1から仕事を教えた方がどんどん成長していく姿を見ることができるのは、やりがいを感じますし、本当にありがたいです。
溢れ出てくる成長意欲
未経験で入ってきたキャストさんとの思い出についてです。そのキャストさんは最初の頃は初めての夜の仕事に悩むことが多く、仕事終わりに泣いてしまうことも度々ありました。落ち込んでいるキャストさんにどのような言葉がけをしたらよいのか迷うこともあったので、先輩にアドバイスをいただきながら探り探りでしたが、営業終わりに話を聞く毎日が続きました。
その甲斐あってか、少しずつお店が楽しくなったみたいで「一緒に頑張りたい」と言っていただけるようになり、お店を卒業する頃には月300万円以上売る大人気の売れっ子に成長していて、嬉しかったです。辞めずに続けてくださり、共に成長できたと実感することができたいい思い出です。
その経験から、キャストさんの些細な悩みも気軽に相談できる存在になりたいので、日頃から積極的にコミュニケーションを取るようにしています。キャストさんからも「佐々木副主任が一番相談しやすい」「佐々木副主任だから一緒に頑張っていきたい」と言っていただけるようになりました。
キャストさんとの様子を見て、野口シニアMに「誰よりもキャストさんのことを理解しているよね。アルバイトの時から見ているから、本当に成長したね。」と褒めていただいたことがあり、非常に嬉しかったです。
最初はお客様との関わりが少ない業務が多く、もどかしい気持ちもありましたが、メンバー業務をやりながら少しずつお客様との接点が増え、やりがいを感じる場面が多くなりました。
特に、帰り際にお客様から「楽しかったよ。ありがとうね！」などとお声がけていただけた際は、達成感を感じることが多くありがたいです。
「ぜひまたあのお客様に来ていただきたい！」「どんなイベントがあったらより楽しんでいただけるか」「帰り際に笑顔で帰ってくださるお客様をもっと増やしたい」とお店をどんどん良くしていきたい、そのためには、自分ができることをもっと増やしていきたいと欲が出てくるようになりました。
野口シニアMや他の先輩にもアドバイスを頂きながらですが、少しずつ、人に教えることやマネジメントができるようになってきました。
各店のシニアマネージャーや店舗責任者の方と関わる機会があるのですが、お店によって全然特色が違い、一人一人の個性や強みがとても明確だと感じます。
今の自分は、圧倒的な強みをまだ作れていないと感じています。そのため、強みだと思えることをどんどん伸ばしていきたいと思っています。
特に、マネジメントの能力や企画力などを伸ばしていき、1店舗をまとめられる責任者クラスの人材を目指していきたいです。
未経験でこの仕事を始めたからこそ言えるのですが、本当に初歩的なことから丁寧に教えてくれるので、未経験の新人さんには特に優しい環境かなって思いました。もちろん大変なこともありますが、やる気と継続する力があれば、私のように未経験でも副主任までなれるので、まずは気軽に挑戦してみるのが良いかなと思います。やりたいことがなかった私が目標を持って仕事を頑張れるようになったので、まずは気軽にアルバイトからのスタートでもいいと思います。