最短ルートで韓国へ行くために

齋藤 風雅2024年1月入社クラブロイヤル マネージャー

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  • 奨学金を返済して韓国に留学に行きたい!

    「奨学金を返済して、韓国に語学留学に行きたいと考えています。そのためにお金を稼いで貯金も増やしたいです。」

    そのような理由で面接を受けに来ていたので、面接で落とされてもそれはそれで仕方ないかなくらいに思っていました。正直に書く必要もないかもしれないですが、私がお金を稼ぎたい一番の理由がそこだったので、志望理由に記載して面接に挑みました。今働かせていただいているクラブロイヤルでは、志望理由を知った上で採用となり、受け入れてくれたことに感謝しています。

    奨学金を返済し韓国で語学を学び、さらに人や食べ物などの「魅せ方」などプロデュースの仕方やマーケティングなど幅広く学んで行きたいと考えています。日本でアイドルや食べ物など幅広く韓国のものが流行しているため、日本と異なるプロデュースの仕方など対象のものを魅力的に見せる部分について真剣に学びたいと思っています。

    「韓国に行くために一刻も早くお金を貯めるぞ」そのような気持ちで始めたものの、ウェイターの期間が一番きつくて苦しいとネットで見てしまったため、そんなに厳しい状況だとしたら、きっと3ヶ月も続かないかもしれないと弱気になりました。母親には、もしかしたらすぐ戻ってくるかもしれないから、私の部屋はそのままで大丈夫!と伝えています。が、今も続いているから部屋そのままだけどいつ戻って来るの?ってなっています(笑)もし辞めることになったとしても、何かのご縁があって入社しているから、仕事でやれることをやって、どうしても続けられそうになかったらその時に考えようと思っています。私自身は続かないかもしれないと思いながらも勢いで始めた仕事でしたが、気がつけば半年以上経っていました。インタビューの際に半年間を振り返ってみましたが、一度も本気で辞めたいと思ったことや、大きな失敗やつらい経験などはないです。もしかしたら、私がミスしたとしても誰かがこっそりとフォローしてくれていて気がついていないだけかもしれないです(笑)

    出勤する前は早く帰りたい(笑)と毎日思うのですが、いざお店に行くと楽しい環境が待っています。その理由はチームワークの良さ、黒服同士の仲の良さのおかげだと思います。

    仕事は夜遅く友達とも会いづらいので、人によってはマイナスに感じることもあるかもしれないですが、楽しい職場で働けているのは本当にありがたいことだと思います。特に楽しいと思う仕事は、バースデーメニューやポスターなどのデザインを考えたりすることです。オリジナルメニューの作成の際には何百枚の写真の中から選定し、デザインを考案してキャストと確認して、そのキャストの可愛らしさが全面に出るように一緒に考えます。特にバースデーイベントはキャストが何ヶ月も前から準備していて、最高のイベントにしたいので、より入念に準備しています。

    事前にしっかり調べて体験入店へ

    クラブロイヤルで働く前は、某夢の国でヘアメイクの仕事をしていて、コロナのタイミングで地元に戻り仙台で何年か働きました。それぞれの仕事も楽しくいい環境でしたが、今のままでは自分の目標である韓国への留学がどんどん後ろ倒しになってしまう・・・いつかは叶えられるかもしれないが、若いうちに行きたい!

    そのために、もっと多くのお金を稼ぎたいと考えて、再び東京で働くことを決心しました。

    自分は人のサポートをすることや頑張っている人を応援することにやりがいを見出す性格だと思ったので、頑張っているキャストを精一杯サポートしたいと思い、黒服の仕事を選びました。「黒服」「関東」「住み込み」と複数のキーワードで検索していき、ある程度候補を絞っていきました。

    ロイヤルにしたのは、事前にお店のTikTok(浅草ロイヤル)を見て、雰囲気が楽しそうだなあって思ったことと、未経験の方に研修をしっかりしていそうな様子があったこと、浅草というエリアで勤務してみたいと思ったことからです。また、ロイヤルにはショーがあるので、キャバ嬢がやっているショーってどんな感じなんだろう?と興味を持ったのも大きな決め手です。

    面接は、川合ヘッドMが対応してくださったので、「あ!女性の黒服さんもいるんだ」と思いました。川合ヘッドMは入社してからすごい方だと知り、面接の時点ではどのような方かわかっていませんでしたが、それでもテキパキ動いていて、圧倒されるオーラがあり、一緒に働く前から絶対仕事ができる人だと思ったのを覚えています。

    体験入店は、ずっと立っているだけかなって思っていましたが、アイス交換を何度もして、意外と初日でも動くんだなあって思いました。「君、すごい動くね〜!」って色んな人からたくさん褒めていただき「え!?こんなに褒めてもらえるの!?見様見真似だけどそれでも大丈夫ならいくらでもできる!」と嬉しく思い、よりたくさん動きました。案の定、足はパンパンになりましたが、店長から早く座って休憩してと声をかけていただいたり、他の黒服の方からも優しくしていただき、ここで働くのが良さそうと働くイメージが湧きました。体験入店後は、一度地元に戻り仕事を一段落してから社員寮に引っ越しをしました。社員寮は、家具・家電付きのオートロックで光熱費も家賃込みで、何不自由のない環境でとても助かっています。

    お店の全員が本気で仕上げるショー

    最初はキャバクラのショーに正直そんなに期待していなかったです。キャバ嬢は、接客がメインのお仕事だから、ショーは二の次だろうって思っていました。むしろ、個人プレーで動いていて、個人プレーでうまくいっているキャバ嬢がチームを作っていって勝ちを目指すイメージだったので、みんなで協力してできるのかな、お酒提供しない分の売上が下がらないのかなという疑問もありました。

    働いてみてわかったのは、誰一人、二の次で取り組んでいるキャストなどいないということです。キャストとスタッフが一丸となって一から本当に良いものを作っていこうと真剣に取り組んでいます。キャストは、営業前など自分の時間を捻出して一生懸命練習して頑張っている方が多く、そんな様子を身近で見てから見るショーはより感慨深く感じます。

    スタッフは、毎月DANCE THE SHOWかSING THE SHOWのどちらかのチームに参加して運営に携わっていて、今月や来月のショーをどういうものにしていくかを案を出しています。段取りを考え、メンバーは誰にするか、選曲をどうするか、モニターはこのように使って演出を仕上げようなどをギリギリまで考えてより良くしようと検討しています。どのようにしたらお客様が喜んでくださるかそれぞれ意見を出して一からみんなでショーを築き上げていくのはとても大変ですがそのぶんやりがいがあって非常に楽しいです。

    いざというときの“齋藤ボックス”

    黒服の仕事は、お客様やキャストも含めて十人十色で様々な考えがあるため、ある程度物事を柔軟に捉えられる柔軟性が必要です。人をサポートするのが好き!応援するのが好き!という人には特に向いていると思います。

    逆に自分が注目されたい、目立ちたいという方には合わないかもしれないです。私自身、世話焼きな性格で頑張っている人を応援したいという気持ちが強いので、意外とこの仕事が自分に合っているなあと思っています。

    キャストが困っていたらいつでも力になりたいのでどんなサポートが必要かを常に考えています。そうして出来上がったのが“齋藤ボックス”です。キャストが「ハンカチ忘れました」「二日酔いで頭痛いです」などと困っていたら、いつでも予備のハンカチ・頭痛薬・のど飴・手鏡などを渡せるように“齋藤ボックス”の中に用意しています。いろんなサポートが必要になるので、コンタクトの消毒液、ハンドクリーム、マスクなど都度追加され、中身も充実していっています。(笑)

    齋藤だからできるサービスを模索中

    お客様とのコミュニケーションでは、私のことを気にかけてくださるお客様もいらっしゃいますが距離感をとても大事にしています。楽しい時間を過ごして長くお店を愛してくださる大事なお客様にとって、少しでも居心地の良い空間になるように考えて動くようにしています。

    キャストとのコミュニケーションでは、相手を否定するような会話から始まらないように言葉の選び方などに気をつけています。伝えるべきことの選定や伝えるタイミングなどは入社したての頃よりは上手くなったと思います。川合ヘッドMなど上手な方の伝え方などを身近で見て学びました。

    黒服になりたい方は、昇格してお給料をどんどん上げていきたい、マネジメントの力を身に着けたい、将来自分のお店を持ちたいなど明確な目標を持っている方が多く、お店での昇給や昇格がそのまま自分のモチベーションに繋がるかと思います。私の場合、お金を稼いで貯金を増やしたい気持ちはありますが、「昇格したい」「お給料をあげたい」という部分は他の黒服さんに比べたら薄い気がしています。昇格したい気持ちはありますが、それよりもお店の中で数少ない女性黒服として、自分だからできることを増やしていけるように、今後何を目標として頑張るかを店長やマネージャーと相談しているところです。

    「通常のものをサービスとは呼ばない。その人だからできるサービスがサービスだよ。」という考え方は、以前働いていた職場で教えていただいた考え方なのですが、岡田店長も同じ考え方をされていて、私も女性黒服として、“齋藤だからできるようなサービス”を極めたいと思っています。