真っ当な夜の会社

増田智也部長

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    夜の業界においてプラザエンタープライズ(以下プラザ)はどこよりもちゃんとしている会社です。

    怖い業界とも関わりはないですし、脱税しているお店も多い中真っ当に経営をしている余裕がありますね。

    先日父と食事に行った際も、何かを調べたのか「お前のとこの会社やっぱちゃんとしてるね」と言われました(笑)

    プラザには店舗と別に本社があるのが強みです。お金の管理を全てお任せできるので、それだけで現場管理する人間は負担が減ります。お店を回しながら現場でやらせると絶対にミスがでますし、他業務に支障も出てくるので会社全体で考えてもメリットは大きいです。

    そういった本社の業務があるからこそ福利厚生も成立しているのだと思います。厚生年金や共済会もありますし、不測の事態には頼りになります。夜の業界ではなかなかできないことですね。

    共済会についてですが、簡単に言うと保険適用内のものは全て使えるという内容で、私は身体のバランスを崩しやすいので整体で利用することが多いです。

    この制度を利用して絶対にしてほしいことは歯医者に通うことですね。クリーニングも歯科矯正も、保険適用外のホワイトニングも含めて徹底的に。

    私自身、第一印象で歯を見るので、とくに自分の部下や店舗のキャストさんには強制したいくらいです(笑)

    制度とは別の話ですが、コロナ対策もしっかり行っています。

    店内のテーブルやドアノブはもちろん、エレベーターのボタン部分など少しでも可能性のあるところは頻繁に消毒するようにしています。

    お客様に不安な気持ちのまま過ごしてほしくないので、マスク着用の有無など1人1人のご要望に応えながら営業しています。

    能力が高いからこそ高かったハードル

    私は主任から副店長になるまで10ヶ月、副店長から店長になるまで8ヵ月かかりました。

    我ながら、当時の周囲に比べると能力はあったと思います。努力が苦にならないタイプだったので周囲から「頑張ってるな」と言われても「これくらい努力のうちにならない」と強気の姿勢を崩しませんでした。

    ありがたいことに周囲からも「店長に絶対なれるよ、なった方がいい」と応援してもらえましたので、順調にヘッドマネージャーまで昇格しました。

    ヘッドマネージャーから次に上がるまではとにかく長かったです。通常は1店舗の売上目標を達成するとエリアマネージャーに昇格できるのですが、私の場合は2店舗を成功させなければいけませんでした。新店舗の負債を抱えていたので相当時間がかかり、正直「辞めたいな」と思うこともありました。

    今思えば、自分のポテンシャルを見越して通常より高いハードルを設定されたんだと前向きにとらえています。苦労した経験から、一つの店舗だけではなくエリアを任される立場になる責任の重さを体感でき今でも忘れない思い出になっています。

    実は、私は一度プラザを卒業しています。他社に勤めたあと1ヶ月で戻ってきたのですが、戻った理由は会社を含め周囲の人たちがきれいに卒業をさせてくれた思い出が強く残っていたからです。辞める人間に対してすごくいい終わり方をさせてくれて、転職後もずっと忘れずに頭に残っていました。

    自分自身がリターンを経験したので、プラザからの転職したいと考える人は応援したいなと思っています。実際、お店の営業を任されるチャンスも多いですし経営のノウハウを学びやすい環境だと思います。また、独立支援制度もありますから自分の夢のワンステップとして入社してくれる方が増えてもお互いにいい刺激になるのではと思っています。

    今の若者と共に働くには

    私が働き始めて15年になりますから、昔と今を比較すると全く様変わりしたなと思いますね。
    人間も社会も変化していくので、それに順応する能力が大事だなと思います。
    キャストさんと責任者では世代が違いますから、こちらからあわせてあげる。それができないと今の時代の若者たちは扱えないんだろうなと思います。

    例えばキャストさんに関しては、昔はがむしゃらに数字に食らいついて頑張りすぎちゃう子が多かったのですが、今は頑張りすぎないスタイルに変わってきていますね。夜の業界でもワークライフバランスを意識する人が増えているように感じます。
    他に感じる変化は、キャストさん全体の美意識の高さです。美容皮膚科や痩身エステ、パーソナルジムなどが身近な存在になり、美容に投資しやすい時代になっていますよね。メイクの方法もYouTubeやInstagramに情報がたくさんありますし、みなさん個々に努力している姿をよく見ます。そういった変化には我々男子スタッフがいち早く気付いてあげたいですね。

    お客様の飲み方もきれいになられたなと思います。昔は怖い人も結構いましたが今ではお店側が入店をお断りする風潮も強く、我々もほかのお客様も安心して過ごせる居場所になっています。
    どのエリアもお店が確実に増えてきていることを考えると、それだけキャバクラの魅力が増しているのだと思います。

    男性スタッフも美意識を上げる時代

    先程お伝えした通り世間の美意識が上がってきていますから、美容に関する男性の間口も広がっていると思います。

    私自身、最近美容関係にお金を使うようにしています。髭脱毛から始めて、シミ取りやダーマペンなんかも視野に入れています。目標は実年齢‐10歳を目指しているのでこれからも美容に関する情報を取り入れながら模索していきたいですね。

    美容関係は結構費用がかかるので正直、そんなに貯金はできていないです(笑)

    昔はオーダーメイドのスーツを年に3着は作っていましたが、今は美容を優先しているので以前作ったスーツを着まわしてメンテナンスに出すようにしています。

    あとは、買った時より高く売れるので投資の意味でロレックスを持っています。全く使ってはいなくて、時々部下が「ちょっと見たいです」なんていうのでその時に着けるくらいですね。